ノリウツギ 日本全国の山地に広く分布し、尾根筋やガレ場、伐採跡地などによく見られ、名前は枝の内皮の粘液を和紙を漉くときの糊料にすることから名づけられました。アジサイの仲間では珍しく幹立ちで、樹高は3~5mほどになります。花穂は円錐形(ピラミッド型)のガク咲きで、7~9月ごろに咲くやや遅咲きの種類で、耐寒性が強いことから欧米では寒冷地向けのアジサイとして人気が高く、多くの品種が作出されています。幹をステッキに、根をパイプ「さびた(ノリウツギの別名)のパイプ」に利用します。
ノリウツギ ‘ライムライト’ ノリウツギの園芸品種で、基本種の花穂は円錐形(ピラミッド型)ですが、本種は手毬咲きのため丸みのある円錐形で、半球形になる場合もあります。花は7~9月とやや遅咲きで、花弁のように見えるのは萼で、咲き始めは緑色で満開になると白くなり終わりかけは赤みを帯びてピンク色となり長く楽しめます。耐寒性が強いことから欧米では寒冷地向けのアジサイの品種として人気があります。