
「ヌ」から始まる植物


レモン
果実の爽やかな香りと酸味のある果汁、初夏の花の香りが魅力の柑橘類の一つです。最近は耐寒性のある品種も流通していて、関東南部以南の暖地では、家庭果樹の一つとして栽培されているのをよく見かけます。果実は紅茶やお菓子、果汁入りの清涼飲料水などのほか、魚や肉などの匂い消しなどにも使われ、広く親しまれています。
レモングラス
ススキによく似た姿で、茎葉にレモンと同じシトラールが多く含まれており、レモンと同じような香りがすることから名前がつきました。レモンと異なり酸味はありませんが、爽やかな香りが魅力です。東南アジアなどの熱帯や亜熱帯のハーブとしてよく知られ、香辛料としてスープなどの料理に多く用いられるほか、薬用として脳血栓などの予防にお茶代わりに飲まれています。
レモンタイム
コモンタイムとブロードリーフタイムとの種間雑種といわれ、レモンの香りに似た爽やかな香りが魅力です。株全体に芳香があり、スープやシチューなどの料理のほか、魚介類の匂い消し、ハーブティーなどに利用するほか、抽出した精油は薬効が高く、せき、たん、ぜんそく、胃弱、胃けいれんなどの改善に効果があるといわれています。