ユキノシタ 地面に貼りつくように広がる腎円形の葉と、5~6月ごろに花開く大の字状の白い花が特徴です。湿った岩や斜面などによく生え、ランナーを出して広がるので群生することが多く、一斉に花茎を伸ばして花をつけたようすは見ごたえがあります。群生する特性を活用して、滝や流れ、池護岸など水辺の岩組に利用することが多く、建物の北側などの湿った場所のグラウンドカバーにも向いています。
ユキヤナギ 細い枝に白い小花がたくさんつき、ゆるく垂れた美しい姿を観賞しますが、コデマリと違って花のボリュームが少ないので、清楚な雰囲気があります。反面、花つきの良さを活かして、大面積の斜面や緩傾斜面に開花期を同じくする早咲きの花木と組み合わせて利用すると、春の情景の演出に効果的です。蕾が赤い‘フジノピンキー’という品種もあります。
ユズリハ 新葉が伸び始めると古い葉が後を譲るように落葉することから名づけられました。縁起のよいめでたい樹として葉を正月飾りに使います。長めの大きな葉が枝先に集まってつき、緑のボリュームが大きいので、公園や庭園に植えられます。