
「チ」から始まる植物


チャイニーズホーリー
枝が横に広がって生長し、葉は長方形で鋸歯が刺状になります。照葉が美しく、一年中楽しめます。11月〜12月ごろに赤い実が熟し、葉とともにクリスマスリースに用いられることもあります。
チャイブ
エゾネギの別名があるようにネギの仲間で、アサツキやワケギによく似ていますが、夏に休眠しません。ハーブとして各種の料理に薬味的によく使われます。6~7月ごろにピンクの花をつけます。
チャノキ
一般には緑茶をつくるために畑で栽培しますが、萌芽・復元性があり、光沢のある葉が密生することから、造園では根締めや縁取り、背の低い生垣などに用います。秋風が爽やかな頃になると香りのある白い花を下向きにたくさんつけ、花木としても趣があります。
チャメロップス
ヤシの仲間ですが、あまり樹高は高くならず1.5〜3mほどです。地際から多数の葉が茂り、こんもりとした樹形になります。ヨーロッパでは唯一のヤシと言われ、現地では葉を工芸品などに利用します。日本では庭園や公園に植えられ、対潮性が強いことから海辺近くの緑化にも用いられます。また、鉢植えの観葉植物としても人気があります。チャンチンモドキ
センダン科のチャンチンに葉の形が似ていることから名前がついたといわれています。日本では福岡県、熊本県、鹿児島県に自生が確認されている落葉高木で、植物園などで植栽されている姿を見ることがあります。11月ごろに実が黄色から橙色に熟し、自生するネパールなどでは、漬物にして料理の付け合わせなどで食べており、酸味とほのかな甘みが特徴です。種子は非常に硬く、ボタンや根付などに加工して利用します。
チョコレートコスモス
花のチョコレートに似た香りと暗赤色のシックな色が魅力です。花弁はビロードのような光沢があり、夏の花壇を美しく飾ります。花型は名前のようにコスモスに似ていますが、花梗が長く独特な姿です。メキシコ原産ですが、現地では野生種は絶滅したといわれる貴重な品種です。種子をつけないことから、現在は挿し芽や株分けで増殖しています。
メキシカンセージ
メキシコなどの熱帯アメリカ原産で、地際から多くの茎を伸ばして株立ち状になることから名づけられました。サルビアの仲間で、ビロードを思わせるアメジスト色の短い毛が密生した萼が特徴で、その色からアメジストセージと呼ばれることもあります。秋に開花し、強い霜がおりる初冬まで長く咲き続けることから人気があります。
メグスリノキ
葉は3出複葉というカエデの仲間では変わった葉形の樹木で、真っ赤に染まった美しい紅葉を暖地でも楽しめることが一番の見どころです。名前のいわれとなった樹皮を煎じて洗眼に用いたことからもわかるように、薬木としても知られ、最近では肝臓薬としても利用しています。比較的大きくなるので、広がりのある公園や緑地、建物周りなどにシンボルツリーとして利用すると効果的です。