タイサンボク 6月ごろ枝先に上向きにつく白い大きな花は、香り高い甘い芳香が魅力で、花径は20cm以上にもなります。葉は照葉で大きく幅広で、縁は緩く波打ち、葉裏には褐色の細毛が密生しています。成木になると20mを超えるほど大きくなり、古木では下枝が地面につくほど下がってきて雄大な樹形となります。芝生広場など広い場所での利用が効果的です。
タコノキ ※植栽可能域は「沖縄・小笠原」です。 幹の下半分ぐらいから四方へ太い支柱根を伸ばす姿をタコに例えて名づけられました。枝先に細長い葉が集まってつき、独特な姿となります。果実は姿形ともパイナップルによく似ていますが、一般的には食べません。小笠原の固有種です。
タブノキ 照葉のやや大きな葉が密につき、枝が横に広がり雄大な樹形となり、大径木となるので広場などでのシンボルツリーにも向いています。海岸植生の主要構成種の一つとして知られ、耐潮性が大きいので、臨海部など潮風の当たる場所での防風・防潮植栽に向いています。
タマスダレ 地際からまっすぐな細い針金のような葉を叢生し、一つ一つの花の寿命は1~3日程度と短いですが、夏から初秋にかけて、爽やかな純白の6弁花を次から次へと咲かせる姿が魅力です。球根植物で、一度植えると数年間は放置してもよく花をつけるので、個人庭や公園・緑地などの花壇の縁取りや園路沿い、塀際などに列植すると効果的です。近年はガーデニングの材料として、桃花や黄花の種類も流通していて人気があります。
タマブキ 関東以北から北海道の山地の山影や樹林下の沢筋、やや開けた山道沿いなどのやや湿った場所や適湿地を好んで生える落葉多年草です。葉の形をフキに、葉腋につくムカゴを玉に見立てて名づけられました。花は茎の上部につき、狭い円錐状で節から数個の小花の集まった集合花をたくさんつけますが、地味であまり目立ちません。