ジャーマンアイリス 虹色の花色と呼ばれるように、豊富な花色と花型、美しく大きな花が一番の魅力です。背の高い7種の野生のアイリスを用いた複雑な交雑によりできた園芸品種で、主にアメリカで品種改良がされていて、毎年350種もの新しい品種が作出されているといわれています。
ジャーマンカモミール 代表的なハーブの一つで、地中海沿岸原産です。リンゴのような芳香のある花が次から次へと開花し、7月ころまで長く楽しめます。花を収穫し乾燥させて、お茶やポプリ、入浴剤、薬用など広く用いられています。
ジャノヒゲ ‘タマリュウ’ ジャノヒゲの矮性品種です。植付け密度を高めにすると良好な被覆状態となり、除草などの手間がかかりません。元々、ボーダーラインや土の流出を防ぐ目的として和風の庭に使われていましたが、草陰が雑草の生長を妨げ、踏圧にも強いことからグラウンドカバーとして最近、和洋を問わずに多用されています。
ジュウガツザクラ コヒガンザクラとほかのサクラとの交雑種と考えられているサクラで、秋の10月ごろから咲き出すことから名づけられました。花は冬の間も断続的に咲き続け、4月上旬にはかなり咲きます。中輪で直径2.5㎝程度、ほとんどの花は八重咲きですが一重や半八重の花も混じって咲きます。秋の花は色がやや薄く微淡紅色ですが、春の花は淡紅色です。 (参考資料:新日本の桜 山と渓谷社)
ジョウザンアジサイ アジサイ科の常緑低木ですが寒冷地では落葉します。アジサイとは属が異なるジョウザン属です。花はウツギに似た小花が枝先に集まってつき、蕾は白く、開花すると青く変わります。花後にほぼ球形の美しい小さな藍色の実がつき、秋から冬にかけて長く楽しめます。中国では常山あるいは黄常山と呼び、和名はその漢字を音読みしたものです。葉や根を解熱剤として利用するといわれています。
ジョウリョクヤマボウシ ホンコエンシス ヤマボウシの仲間で常緑です。花はやや小さく、5~6月ごろに4枚の美しい純白の総苞をつけた花を枝いっぱいに開くので、シンボルツリーとして多く利用します。また、秋になると果実が真っ赤に熟し、輝きのある葉は冬の寒さで赤銅色に変わるなど見どころの多い花木です。
ジンチョウゲ まだ寒さの残る2月半ばのころ、どこからともなく漂ってくる甘い香りに、春がそこまでやってきていることを感じさせる花の香りが一番の魅力です。外側が紅紫色で内側は白色の小さな花が枝先に集まってつき、強い香りを漂わせることから、沈香と丁字に例えて名づけられました。白花や外斑の葉の品種もあります。