ギボウシ類 日本が世界に誇る多年草の一つです。強健で手がかからず、葉の色や斑入り、花、香りなどの変化が豊富でパーフェクトプランツと言われています。欧米では人気が非常に高く、数えきれないほど多くの園芸品種が作出されています。日本には40種ほどが広く山野に自生し、白から薄紫色の花が美しく、和風、洋風を問わず、庭園や花壇などの地被や根締めなどによく利用され、古くから親しまれています。
ギンバイカ 6月ごろに長い雄しべが目立つ、繊細で可愛い白い花をたくさん咲かせます。花期は短いですが、純白の小花に覆われた姿は見事です。葉は明るい照葉で香りがあり、ハーブとしても利用されます。ヨーロッパではこの木の花を祝事に飾ります。斑入り種や枝葉の細かい園芸品種などがあり、観賞価値も高いので、個人庭やガーデニングによく使われます。原産地は地中海沿岸です。
ギンモクセイ 中国原産でキンモクセイの母種といわれ、一般には見かけることの少ない種類です。開花期はほとんど同じで、花の無い時期はほとんど見分けはつきませんが、名前の由来となった白黄色の花をつけることから判別できます。花の香りはやや弱く、花つきもまばらです。雌雄異株ですが雌木も知られており、実は翌年の春に黒褐色に熟します。