アブラギリ
Vernicia cordata
- 別名  ー
- 分類  落葉高木
- 科名  トウダイグサ
- 属名  アブラギリ
- 原産地  日本(中部以西)、朝鮮半島、台湾、中国
観賞時期など
- 花  5~6月
- 紅葉  11月
- 実  10~11月
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
種子から油を搾りました
解説
古い時代に中国から渡来した落葉広葉樹で、桐に似ていて種子から油を搾って利用したことから名づけら、かつては広く栽培しました。搾った油は『桐油』と呼ばれ、乾性油として優れていたことから、古くは和傘や提灯に塗ったり、印刷用インキやペンキ、ニス、油紙などに利用しました。栽培は途絶えましたが、近年文化財修復用の材料として『桐油』が見直され、改めて国産化の流れが起きています。なお、油は有毒のため食用にはできません。手入れ
一般的には『桐油』を搾るための種子採取を目的で栽培する以外、造園的にはほとんど利用しません。普通播種を行いますが、ポットで仕立てれば比較的自由に植栽でき、日当たりや水はけのよい肥沃な適湿地に植えます。特に管理は行いませんが、アブラギリの天敵といわれるオオキンカメムシの加害が見られるようであれば、適宜、薬剤散布等で駆除します。