エゴノキ
Styrax japonica
- 別名  チシャノキ、 ロクロギ
- 分類  落葉高木
- 科名  エゴノキ
- 属名  エゴノキ
- 原産地  日本
観賞時期など
- 花  5~6月
- 紅葉  11月
- 実  8~10月
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
かわいらしい小花を吊り下げる里山の樹
エゴノキの花
解説
細い枝先まで、シャンデリアに例えられる白いかわいい花を、無数に吊り下げた姿が一番の見どころです。雑木林の主要構成樹種の一つで、初夏の雑木林の爽やかな主役です。雑木植栽のほか、テラスやデッキに添えて植えると、初夏に美しい花を楽しめるばかりでなく、夏の緑陰としても効果的です。果皮には有毒成分(サポニン)を含み、かじるとえごい(えがらっぽい)ことから名づけられました。近年は紅花品種の‘ピンク チャイム’や枝垂性のシダレエゴノキなどの生産が増えて、ガーデニングの材料として人気です。手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避け、2月~3月中旬、または11月下旬~12月が植えつけの適期です。日当たりや水はけのよい、肥沃な適湿地に植えますが、暖地や乾燥しやすい都市環境では夏の高温乾燥で生育が衰えるので、半日陰程度の場所に植えるとよいでしょう。放任しても端正な樹形にまとまるので、剪定はあまり行わないようにします。テッポウムシなどの害虫の加害があるので、見つけ次第、薬剤で駆除します。