ナナカマド
Sorbus commixta
- 別名  七竈
- 分類  落葉高木
- 科名  バラ
- 属名  ナナカマド
- 原産地  日本
観賞時期など
- 花  5~6月
- 紅葉  11月
- 実  9~12月
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
北国を代表する観賞樹
秋の紅葉や冬の赤い実が印象的
ナナカマドの実
解説
北海道などの北国を象徴するような燃えるような紅葉が一番の見どころです。同時に大きな房に真っ赤に熟す実も魅力的で、葉が落ちた後も長く残り、寂しくなりがちな冬景色に彩りを添えてくれます。花は白い小花で、初夏の頃に開きます。樹形はやや縦型に伸びることが多く、北海道などでは街路樹に用いますが、古木になると枝が広がりボリュームがでるので、公園や緑地、建物周りなどのポイントツリーとして利用しても効果的です。名前は、「竈の中に七度入れてもまだ焼け残る」ということが由来です。手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。日当たりや水はけのよい、肥沃な適湿地に植えます。放任しても端正な樹形にまとまる自然樹形が美しく、野性味のある姿を楽しむために剪定はあまり行わないようにします。北国向きの樹木の一つで、暖地や乾燥しやすい都市環境では夏の高温乾燥で生育が衰えて、テッポウムシなどの害虫の加害や生育不良による枝枯れなどを起こすので、利用は控えるようにします。