クルメツツジ類
Rhododendron obtusum cvs.
- 別名  久留米躑躅
- 分類  常緑低木
- 科名  ツツジ
- 属名  ツツジ
- 原産地  交雑種
観賞時期など
- 花  4~5月
- 紅葉  ー
- 実  ー
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
小輪多花性のツツジの品種群
クルメツツジの花
解説
江戸時代の末期に久留米藩で品種改良された小輪多花性の園芸品種群の総称です。紫、紅、桃、白の花色をベースに、それぞれの色が混ざり合った中間色など、花色が豊富で花つきがよく、花で覆われた樹冠がとても華やかです。これまでに700もの品種が作出されたといわれ、300品種が現存しているといわれています。庭園や公園、緑地などに広く使われ、最も一般的なツツジの一つです。海外でも人気が高く、アメリカやヨーロッパで、庭木用の花木として栽培されています。手入れ
ツツジ類は根が細かく、樹勢が強いので、植栽時期は比較的時期は選びませんが、常緑性なので2月下旬から4月、9月から10月が適期で、寒さの厳しい冬期は避けます。日当たりや水はけのよい、肥沃な適湿地に植えます。酸性土壌を好むので、建物の周辺などアルカリ性に傾きがちの場所では、土壌改良をするとよいでしょう。花後なるべく早く刈り込み、お礼肥えを与えます。ツツジグンバイムシやベニモンアオリンガ、ルリチュウレンジなどの害虫が発生するので、発見しだい薬剤で駆除します。