ミツバツツジ
Rhododendron dilatatum
- 別名  三葉躑躅
- 分類  落葉低木
- 科名  ツツジ
- 属名  ツツジ
- 原産地  日本
観賞時期など
- 花  3~4月
- 紅葉  11月
- 実  ー
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
明るい春の情景を演出するツツジ
ミツバツツジの花
解説
関東から近畿地方東部の太平洋側に分布する落葉性のツツジで、枝の先端に3枚の葉が輪生するようすから、『三つ葉のツツジ』の意味で名づけられました。花は紅紫色で本種のみ雄しべが5本という特徴があり、ほかのミツバツツジ類は雄しべが10本なので、容易に見分けられます。丘陵や山地のアカマツ林や雑木林などの林床に自生していて、芽出しの始まった淡い緑の景観に、紅紫色の絵の具を落としたような何とも言えない、明るい春の情景を演出します。雑木植栽のほか庭園、公園や緑地などの彩りとしてもよく使います。手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。なお、成木の植栽はやや難しく、コンテナ栽培品または、畑で栽培された根のしっかりした養生品でないと枯れることが多いので注意が必要です。落葉樹林の林床などの半日陰や明るい日陰が適地で、水はけのよい、酸性の肥沃な適湿地に植えます。野性味のある姿を楽しむために刈り込まないようにします。