解説

ヨーロッパや北アフリカなどに自生する落葉広葉樹でコナラの仲間です。葉はコナラとカシワとの中間的な葉形で、やや小型で細く、縁は波のように切れ込みます。新緑は明るい緑で後に深緑色に変わり、秋には黄褐色に黄葉します。欧米ではよく用いられ、国内でも黄色の葉色が美しい品種や枝が直立する独特な樹形の品種などが生産されており、公園や庭園、ガーデニングなどに利用します。

手入れ

植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。日当たりや水はけのよい、肥沃な適湿地に植えます。一般的には葉色や樹形の変わった品種が用いられ、剪定はあまり行わないで特徴的な姿を活かすようにします。暖地では幹への穿孔害虫（テッポウムシなど）の加害が見られるので、見つけ次第、薬剤等で駆除します。