トベラ
Pittosporum tobira
- 別名  トビラノキ
- 分類  常緑低木
- 科名  トベラ
- 属名  トベラ
- 原産地  日本、朝鮮半島、中国
観賞時期など
- 花  4~5月
- 紅葉  ー
- 実  10~12月
- 香り  花
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
都市環境にも強く
春の花も楽しめる常緑低木
トベラの花
解説
暖地の海岸に自生することから、耐潮性や耐乾性が強く、厳しい都市環境にあっても良好に生育することから、海岸や公園・緑地、和風庭園などの刈り込みなどによく用います。花は春に咲き、咲き始めは白く、後に黄色く変わる小花で良い香りがします。半面、枝葉には悪臭があり、節分にこの枝を戸口にさして邪鬼を避ける習わしがあったことから、トビラノキと呼ばれ、それが変化してトベラとなったといわれています。手入れ
移植が難しいことからコンテナ栽培品の生産が多く、コンテナ栽培品であれば比較的植栽時期を選びませんが、やや寒さに弱いので4月~5月中旬や9月ごろに植えると安全です。日向から日陰まで生育可能で、水はけのよい、肥沃な適湿地に植えますが、乾燥地にもよく耐えます。生長は早く、枝がよく分岐し、枝葉が密生するので、初夏や初秋の頃に刈り込んで形を整えます。カイガラムシやキジラミなどが発生するので、発見しだい薬剤を散布して駆除します。