クロマツ
Pinus thunbergii
- 別名  オマツ、オトコマツ
- 分類  常緑高木
- 科名  マツ
- 属名  マツ
- 原産地  日本(本州以南)、朝鮮半島南部
観賞時期など
- 花  ー
- 紅葉  ー
- 実  10~11月
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
日本の海岸線を彩る
代表的な松
クロマツ
解説
細く針のような葉は堅く、先は尖っていて、触れると痛い特徴のある松で、耐潮性に極めて優れ、日本の海岸線を彩る代表的な針葉樹です。幹の色が黒みを帯びていることから黒松と呼ばれています。アカマツと共に、日本庭園や和風庭園の主木として欠かせない樹木の一つで、盆栽などにも多く用います。一般には幹に緩く曲がりをつけて仕立てることが多く、力強い中にも優美な姿が持ち味で、男性的な剛直な姿からオマツ(雄松)、オトコマツ(男松)などと呼ばれます。手入れ
植栽適期は、12月と2月から4月で、根回しを行えば大木の移植も可能です。年間を通して良く日の当たる日向の適湿地がよく、痩せ地や乾燥地にも耐えますが、過湿地は避けます。仕立物では姿を維持していくためには、5~6月の『みどり摘み』や冬に古い葉をしごき取る『もみあげ』の作業が必要で、怠るとカイガラムシやアブラムシ、マツカレハなどの害虫がつくので石灰硫黄合剤を散布します。なお、線虫の加害による松枯れ病には特に注意します。