アスコットの樹名札

緑の名札屋さん

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「」から始まる植物

オオヤマザクラ

ヤマザクラの自生しない、主に山地や関東以北の冷涼な地域などに多くみられるサクラで、花は一重の中輪で、直径3.2~4cmほどで、ヤマザクラに比べ葉や花が大きいことから名づけられました。北海道や東北地方には普通に見られることからエゾヤマザクラの、花の色が濃い紅色であることからベニヤマザクラの別名があります。秋田県の有名な樺細工に用いられるサクラの樹皮は、本種の樹皮を使います。冬芽の鱗片葉が粘る特徴があります。 (参考資料:新日本の桜 山と渓谷社)

オクモミジハグマ

本州から九州北部の山地の山影や樹林下などの適湿地に生える落葉多年草です。3つの小花が集まって一つになった頭花の白く細い花弁が、渦を巻くように花開く独特の形が特徴です。『モミジハグマ』と同じ仲間で、より北に分布することから『オク(奥)』の文字が冠され、名づけられたといわれています。なお、『モミジハグマ』は、葉の形がモミジの葉に似ていて、花の形が僧侶が使うヤクの尾の毛で作った払子(ほっす)の飾りの『ハグマ(白熊:はぐま)』に似ていることから名づけられたものです。