
「シ」から始まる植物


シラカバ
高さ20mほどになる高木で、白い樹皮が特徴です。主に高原の風情を楽しむために植える樹木で、寒冷地や夏涼しい地方向きの樹木です。関東以西の暖地では、夏の高温乾燥で傷み、病害虫の加害で枯れやすいので、外国産のシラカバ ジャクモンティ ‘ドーレンボス’が向いています。材は建築や民芸品などに用いられます。樹皮を蒸留した樺油には芳香があり、化粧品などに用いられたこともあります。樹液は甘く、シロップになるほか、北欧やロシアではお酒を作ります。
シラユキゲシ
ケシの花に似ていて、雪のように白い純白の花の姿から名づけられました。中国東部原産の落葉性の多年草で、春に花をつけ、花の中央につく黄色い雄花がアクセントとなって美しく、鉢植えや庭園などに利用し人気があります。
シラン
名前は赤紫の花をつけることから、『紫色の花のラン』の意味で名づけられました。一般には栽培株が流通していますが、野生種は環境省RDBでは準絶滅危惧種に指定されています。ランの仲間は栽培が難しいことで知られていますが、本種は丈夫で、一度植えるとよく増え管理に手間がかからず、グラウンドカバーとして優れ、花つきがよく美しいので、育てやすい草花といった雰囲気が魅力です。
シリブカガシ
マテバシイの仲間で、9月ごろ葉腋から伸びた果序に、マテバシイに比べて小さめの砲弾型のドングリが並んでつき、同時期に花が開花するという変わった性質が特徴です。名前はドングリの底がへこんでいることから『尻深ガシ』という意味で名づけられました。マテバシイのように公共緑化や庭園などに利用されることはほとんど無く、建築材、器具材、薪炭材などに使われます。
シルバータイム
コモンタイムとブロードリーフタイムとの種間雑種のレモンタイムの品種です。レモンの香りに似た爽やかな香りが魅力で、葉縁に銀灰色の覆輪斑が入るので、全体的に銀灰色掛かって見え、彩りのハーブとして花壇の縁取りなどの利用も効果的です。株全体に芳香があり、スープやシチューなどの料理のほか、ハーブティーなどにも利用します。
シロヤマブキ
姿がヤマブキに似ていて花が白いことから名づけられました。5月ごろに白い清楚な花を咲かせます。ヤマブキは花弁が5枚ですが本種は4枚、枝は湾曲せずに、直立して生育します。実は秋に黒く熟し、ひとつの花に四つの実が集まって結実するのが特徴です。育てやすくガーデニングなどの庭植えに適した樹種です。