
「」から始まる植物

フユグミ
ナワシログミとマルバグミ(オオバグミ)の自然交雑種といわれています。自然交雑種のため個体数が少なく、見ることはもとより、生産もされていない可能性が高いので、利用は困難です。形質にばらつきが見られることが予想され、両者の中間的な形質を示すということ以外に情報が無いので詳細は不明です。
ブラシノキ
オーストラリア原産で、明治の中頃に渡来しました。最大の特徴はボトルブラシのような花で、名前の由来にもなっています。観賞用として栽培され、さまざまな園芸品種があります。果実は1cmほどの球形で、中に細かな種子が詰まっています。果実は脱落せずに何年も残ります。原産地のオーストラリアでは、山火事などのさいに飛び散ると言われています。
プラタナス
高さ10m以上になる落葉高木で、街路樹として世界的に植えられています。スズカケノキとも呼ばれ、これは秋に垂れ下げるボール状の実を、山伏がの着る篠懸についている鈴掛にたとえたものです。日本には明治時代の初めに渡来し、東京の新宿御苑、小石川植物園に植えられました。一般的にプラタナスと呼ばれる植物は、スズカケノキ、モミジバスズカケノキ、アメリカスズカケノキの総称です。
ブルーベリー
かわいい花を咲かせることや美しく紅葉することから庭木としても、家庭向きの小型果樹としても人気があります。野生種は北米からカナダに自生し、黒紫色の甘い果実は生食のほか、ジャムやお菓子などの材料として利用されてきました。
プルーン ‘サン プルーン’
セイヨウスモモの選抜品種で、長野県臼田町(現佐久市)で育成されました。果実はやや小ぶりですが、甘味は強く適度な酸味もあり、みずみずしく食味に優れていることから、生食向きの品種です。プルーンの品種としては最も生産量の多い品種で、長野県のほか北海道や青森県などの生産が知られています。
プンゲンストウヒ類
原産地であるアメリカのコロラド州の州木で、コロラドトウヒとも呼ばれますが、一般的にプンゲンストウヒの名前で知られています。特徴は銀青色や銀白色の葉で、一年を通して楽しめ、コニファーの中でも高い人気を誇ります。その特徴的な葉から、ガーデニングやシンボルツリーに向きます。園芸品種としては、高木性で青白い葉を持つ‘ホープシー’、葉が湾曲する‘モヘミー’、低木性で玉状になる‘グロボーサ’、枝先が垂れ下がる‘コースター’など、多数作出されています。
ヘアピンバンクシア
オーストラリア原産の常緑の大型の低木です。花は丸みのある細長いブラシのような集合花で花期が長く、オレンジ色の小さな花がたくさん集まって独特な花容となります。松葉を想わせる細い葉も特徴的で、リーフプランツとしても周年楽しめることから、ガーデニングのシンボルツリーとしても存在感があります。
ヘゴ
幹の高さが4mほどになる木性のシダで、根茎を気根が密に覆い、樹木の幹のようになります。本州以南の無霜地帯などの暖地に生え、林の中や沢沿いなどの空中湿度の高い場所を好むことから、インドアグリーンには向いていません。幹を製材したものをヘゴ材とよび、園芸資材として広く利用され、よく知られています。