アスコットの樹名札

緑の名札屋さん

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「」から始まる植物

ナンテン

秋から冬にかけて赤く熟す実が魅力の常緑樹です。花は5〜6月ごろに咲き、白色で穂状。葉は冬の寒さにあうと赤みを帯びます。「ナンテン」は「難を転じる」という言葉に通じるため、昔から災難除や縁起の木とされてきました。古くは藤原定家の『明月記』に記載があり、江戸時代にはたくさんの園芸品種が作られるなど人気がありました。紋所としても図案化されるなど、古くから愛されてきた樹種です。

ニオイヒバ類

最も多く栽培されているコニファーの仲間です。ニオイヒバの名前の通り、葉には甘酸っぱいパイナップルのような香りがあります。さまざまな品種が作られており、代表的なものに狭円錐形が特徴の‘スマラグ’(俗称エメラルド)、トウモロコシのように伸びる‘グリーンコーン’があります。葉色にも変化があり、四季を通して黄色の葉を楽しめる‘ヨーロッパ ゴールド’や‘ラインゴールド’などが知られます。‘グロボーサ’は大きくならない矮性品種で、半球状の樹形になります。

ニセアカシア

北米原産の高さ15mほどになる落葉広葉樹です。明治の初期に河川や山地などの崩壊地の緑化樹として導入し、公園樹や街路樹としても利用してきました。現在は逸出して野生化した姿をよく見かけます。5~6月ごろにヤマフジの花に似た香りのよい白い花房を樹冠を被うようにつけます。養蜂用の蜜源植物として知られ、花はてんぷらや酢の物などにして食べます。