アスコットの樹名札

緑の名札屋さん

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「」から始まる植物

ニセアカシア

北米原産の高さ15mほどになる落葉広葉樹です。明治の初期に河川や山地などの崩壊地の緑化樹として導入し、公園樹や街路樹としても利用してきました。現在は逸出して野生化した姿をよく見かけます。5~6月ごろにヤマフジの花に似た香りのよい白い花房を樹冠を被うようにつけます。養蜂用の蜜源植物として知られ、花はてんぷらや酢の物などにして食べます。

ネズミモチ

常緑で光沢のある厚くやや細長い葉が密につき、萌芽力があり、剪定にも耐え、遮蔽効果が高いので、高さの取れる生垣用樹としてよく用いられます。生垣として刈り込むと花はほとんど咲きませんが、放任するとたくさんの白い小さな花が穂状につき目立ちます。実は秋に黒紫色に熟し、ネズミの糞に似ていて、葉がモチノキの葉に似ていることから名前がつきました。野鳥の食餌木として知られています。

ノリウツギ

日本全国の山地に広く分布し、尾根筋やガレ場、伐採跡地などによく見られ、名前は枝の内皮の粘液を和紙を漉くときの糊料にすることから名づけられました。アジサイの仲間では珍しく幹立ちで、樹高は3~5mほどになります。花穂は円錐形(ピラミッド型)のガク咲きで、7~9月ごろに咲くやや遅咲きの種類で、耐寒性が強いことから欧米では寒冷地向けのアジサイとして人気が高く、多くの品種が作出されています。幹をステッキに、根をパイプ「さびた(ノリウツギの別名)のパイプ」に利用します。

ノリウツギ ‘ライムライト’

ノリウツギの園芸品種で、基本種の花穂は円錐形(ピラミッド型)ですが、本種は手毬咲きのため丸みのある円錐形で、半球形になる場合もあります。花は7~9月とやや遅咲きで、花弁のように見えるのは萼で、咲き始めは緑色で満開になると白くなり終わりかけは赤みを帯びてピンク色となり長く楽しめます。耐寒性が強いことから欧米では寒冷地向けのアジサイの品種として人気があります。