カラタネオガタマ 花の香りが最も素晴らしい樹木の一つとして知られている種類の一つです。江戸末期から明治期に中国から渡来しました。5~6月に明るい淡黄色の小花がたくさんつき、離れた場所でもバナナに似た甘い香りが楽しめることから、公園・緑地のほか、個人庭やガーデニングなどによく使われています。花が紫色を帯びた品種に‘ポートワイン’と呼ばれる品種があり、最近よく使われるようになってきています、唐の国(中国)からきたオガタマに似た木が名の由来です。
カラミザクラ(サクランボ) 実の大きさや甘さはセイヨウミザクラよりやや劣りますが、栽培困難な暖地でサクランボの収穫が楽しめるのが一番の魅力です。樹の大きさも3m程度で、家庭で楽しむのに適しています。春に白いサクラの花によく似た花を葉に先立って開きます。
カラミザクラ(暖地桜桃) 実の大きさや甘さはセイヨウミザクラよりやや劣りますが、栽培困難な暖地でサクランボの収穫が楽しめるのが一番の魅力です。樹の大きさも3m程度で、家庭で楽しむのに適しています。春に白いサクラの花によく似た花を葉に先立って開きます。
カリン 中国原産の落葉高木で、果実の香りがよいことで知られています。果実は秋に黄色に熟しますが酸味が強くかたいので生食には向きませんが薬効があり、のど飴や果実酒などに利用します。また、材は硬く緻密で光沢があり、床柱や家具の材料として利用します。春に咲くかわいい花はピンクで、観賞価値もあり、公園や庭園、薬草園などの季節の彩りとして植えられ人気があります。
カレックス ‘エバリロ’ 常緑多年草のオオシマカンスゲの園芸品種です。明るい黄金色の細い葉が四方にゆるく伸び拡がった姿が良く目立ち、周年楽しめることから人気があります。洋風庭園のアクセントや花壇・園路の縁取り、カラーリーフプランツとの組み合わせなど広範な利用が可能です。一株でも、また数株を組み合わせた寄せ植えでの利用も効果的です。管理に比較的手間がかからないので、斜面などの面的な利用などにも向きます。
カレックス‘エベレスト’ 常緑多年草のオオシマカンスゲの園芸品種です。濃緑色の細い葉に銀白色の広めの鮮やかな外斑が入り、爽やかでシャープな雰囲気が特徴です。最近はガーデニングの材料として人気があり、洋風庭園のアクセントや花壇・園路の縁取りなどのほか、一株でも、また数株を組み合わせた寄せ植えでの利用も効果的で、斜面などの面的な利用にも向きます。
カワヅザクラ 野生状態で発見された原木が静岡県河津町に移植され、ソメイヨシノなどに比べ早咲きで、花の色が濃く華やかなので人気となり、移植先の河津町の地名を冠して名づけられました。カンヒザクラとオオシマザクラとの間に生まれたものと推定されています。蕾は濃紅紫色ですが開くと淡紅紫色となり、一重の中輪で、直径は3cmくらいです。移植先の河津町では、花が開き始める2月の初めごろから桜まつりが開催され、多くの観光客を集めています。 (参考資料:新日本の桜 山と渓谷社)
カワラナデシコ 秋の七草のひとつで、ピンクの花弁の先が糸状に細く裂けた繊細な姿が美しく一番の魅力です。名前にあるように河原に多く見られますが、山野の日当たりのよい草地などにも見られ、日本の秋を彩る代表的な野草の一つです。最近は、ガーデニングの材料としても人気があり、鉢植えのほか、種子の販売もあり、花壇などに植えられています。
カンザクラ 古くから日本各地で栽培されている早咲きのサクラの一つで、カンヒザクラとヤマザクラとの間に生まれた種類と推定されています。寒さの厳しい2月ごろに花開くことから『寒中に咲く桜』という意味で名づけられました。花はピンクの一重咲きで直径2.5cmほどです。片方の親がカンヒザクラなので寒さにやや弱く、東京以南の暖地向きのサクラです。 (参考資料:新日本の桜 山と渓谷社)
カンツバキ 冬の寒い時期に花をつけることからの名前で、一般的には這性の品種の‘獅子頭(シシガシラ)’を指します。刈り込みによく耐え、萌芽力も強いので、縁取りや寄せ植えなどに用います。花の少ない冬の花木として貴重です。