「イ」から始まる植物
イヌマキ
日本庭園に利用される代表的な主木の一つで、マツの代わりに利用されることもあります。濃緑色の細い葉が密生し、耐潮性や耐風性が大きいことから、臨海部の防潮、防風植栽として生垣や高垣などに、また、比較的自由に刈り込んで仕立てられる特性を利用して、動物などの姿に仕立てるトピアリーなどにも利用します。秋に熟す実の果床は赤く熟し、甘く食べられます。イロハモミジ
カエデの仲間では最も知られた種類で、モミジと言えば本種を指すほどです。美しい紅葉の代表格で、寒暖の差が大きいと、より深い紅葉を楽しめます。葉は手のひらのように深く5~9裂します。和名はこの裂片をいろはにほへと……と数えたことに由来します。イワガラミ
落葉性のつる性木本で、生長が旺盛でよく広がり、長く伸びる蔓から短い枝(短枝)を空中に伸ばし、6~7月ごろ香りのよい白花をつけます。花つきがよいのでよく目立ちます。ツルアジサイによく似ていますが、装飾花の額片がツルアジサイは4枚で本種は1枚なので、花があれば容易に区別できます。名前は山地の落葉樹林の林縁などに多く生え、岩に絡むように着生することから名づけられましたが、樹木の幹にもよく着生します。- 1
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