スダジイ 主に関東以西の臨海部などの常緑広葉樹林の代表的な構成種の一つとして知られています。海岸に生育していることから、厳しい都市環境にも耐え、公共緑化や庭園など広範囲に利用されています。秋に熟すドングリは苦みが無いことから、炒って食べることができます。
スペアミント 爽やかでほのかに甘い香りのミントで、葉脈がへこんだ細長い葉が特徴で、白い花も目立ちます。ソースやビネガー、デザートやお菓子などの香りづけに用いるほか、葉を砂糖漬けに利用します。脳の機能や健康を維持する働きがあり、認知機能の改善や、記憶力・注意力・集中力を高める効果や効能があるといわれています。
セイヨウアジサイ 日本から中国に渡ったアジサイが、イギリスの植物学者ジョセフ・バンクスによってイギリスのキュー植物園に送られ、ヨーロッパや後にアメリカなどで美しく品種改良され、里帰りしたアジサイの品種群です。植物的には日本で品種改良されたアジサイの品種群と何ら変わったところは無く(区別できない)、出生が異なるだけでアジサイそのものなので区別する必要はなく、セイヨウアジサイという表現がは使わない方が良いとされています。
セイヨウカナメモチ ‘レッド ロビン’ 生垣用樹として特に人気のある樹種で、アメリカでカナメモチとオオカナメモチとの交雑により作出されました。葉はカナメモチより大きく、光沢があってよく目立ちます。樹勢、萌芽力ともに強く、剪定する度に赤い新葉が楽しめます。
セイヨウシャクナゲ類 日本の野生シャクナゲに対し、ヒマラヤや中国などの野生シャクナゲを基に欧米で育成された園芸種の総称です。花期は4月から6月くらいで、日本種に比べ大きく育つことや花が大きく、色もカラフルで豪華で華やかな品種が多くあります。
セイヨウニンジンボク 梅雨の終わりのころから咲きはじめ、紫色の小さな花を花穂状にたくさんつけ、夏の終わりのころまで次から次への咲き続ける姿がとても魅力的なやや大きめな落葉低木です。花ばかりでなく、葉にも爽やかな芳香があり、香りの楽しめる樹木として公園・緑地や建物周り、ガーデニングの材料として人気があります。
セキショウ 沢筋や渓流などの水辺、岩陰などに自生する常緑多年草で、庭園の滝口や流れ沿いなど水辺の岩組の根締めや護岸、日陰の水湿地の地被などに良く利用します。古くから日陰地の地被類として知られ、輝のある緑葉以外に白や黄色など葉色の変化に富んだ斑入品種や背丈の低い矮性品種などが多く用いられます。葉は濃緑色の細い剣状で、3~5月ごろに尾状の肉穂花序をつけます。 全草に芳香があり、根茎を乾燥させたものが生薬の石菖で、健胃、鎮痛薬に利用します。
センダン 成木の横広がりの雄大な樹形が魅力の落葉高木です。広がりのある公園や緑地のシンボルツリーや緑陰樹向きで、九州などでは学校の校庭にその雄大な姿を見ることがあります。花は5~6月ごろに咲き、3回奇数羽状複葉の小振りな小葉と淡紫色の小花がたくさんつき、繊細な美しい姿が楽しめます。
センリョウ マンリョウと共にお正月用の飾りや活け花などに使われる縁起の良い植物として知られています。低木性の常緑広葉樹で、光沢のある葉が一年を通して美しく、秋から冬には枝先に赤い小さな実が穂状につき、彩りの少ない冬の庭を飾ります。実の黄色のキミノセンリョウもあり、庭園の下草や建物周り、公園・緑地などで利用します。
ソシンロウバイ ロウバイの品種で、花芯に暗紫色の斑紋が無く、緑・黄・白以外の色素を含まない素心花と呼ばれる品種で、花の美しさが際立っています。花は臘月(旧暦の12月ごろ)の頃に咲くことからの名づけられた基本種のロウバイよりやや早く咲き、正月には満開となることもあります。ロウバイ同様甘く高貴な香りが魅力で、香りを楽しむ庭木として親しまれ、最近はロウバイといえば本種を指すほどの人気です。