キンモクセイ 秋の訪れを知らせてくれる代表的な花木の一つで、強く甘い香りが一番の特徴です。9月中旬ごろから10月に開花し、2~3回に分けて花をつけますが見かけ上、通して咲いているように見えます。花はオレンジ色で、一つの蕾から5~10花ほどの小花をつけます。江戸時代に中国より渡来し雄木のみ知られています。庭園や公園などの生垣や目隠しなどに利用します。
ギンモクセイ 中国原産でキンモクセイの母種といわれ、一般には見かけることの少ない種類です。開花期はほとんど同じで、花の無い時期はほとんど見分けはつきませんが、名前の由来となった白黄色の花をつけることから判別できます。花の香りはやや弱く、花つきもまばらです。雌雄異株ですが雌木も知られており、実は翌年の春に黒褐色に熟します。
クサギ 海辺の平地から丘陵にかけての河岸の藪や、雑木林などの日当たりのよい林縁などに多く見られる落葉低木で、葉に独特な臭気があることから『臭木(クサギ)』と呼ばれます。ただし、夏に咲く花は、名前に反して強い芳香があり、アゲハチョウなどの大形の蝶類がひっきりなしに吸蜜に訪れます。秋には藍色の丸い実が熟し、赤い萼片とのコントラストが美しく、霜の降りる頃まで枝先に長く残ります。
クサボケ ボケの仲間の一つで、山野に自生する日本特産種です。春に葉より先に赤色の花を咲かせよく目立ちます。秋には2〜3cmの果実が黄色く熟します。実が酸っぱいことからシドミ(「酸ドミ」の転訛)、また、実がナシに似ていることからジナシ(「地ナシ」)という別名もあります。矮性種は盆栽の世界で「長寿梅」と呼ばれ人気があります。漢方では実を乾燥させたものを「和木瓜」と呼び、これを漬け込んだ薬酒を不眠や疲労回復に用います。
クスノキ 新葉の色が個体によって異なり、黄色から赤まで変化があり、常緑樹の中では明るくさわやかな緑陰が魅力です。新葉がでる頃に前年の葉を一斉に落とし、緑の景観の模様替えを一気に進めます。生長が速く大きく生長し、神社などでは巨樹が見られます。
クチナシ 梅雨時に甘くさわやかな芳香を漂わせる香り高い花が魅力です。半日陰でもよく花をつけます。冬の寒さで枝先が傷むと蕾が枯れて花が楽しめないので、乾寒風の直接当たらない場所を選んで植えるようにします。実は、薬や染料に使います
クヌギ 武蔵野の雑木林の主要構成樹種の一つとしてよく知られ、通直な樹形が魅力で、樹液にカブトムシやクワガタムシがやってきます。移植はやや難しいので、コンテナ栽培品を用いるとよく生育します。葉は細長く波状の鋸歯があり、落葉性ですが冬の間は落葉せず、春の萌芽時に落葉します。材はシイタケのほだ木や薪炭材としてよく利用します。ドングリ(堅果)は2cmほどの球形で、翌年の秋に成熟します。
クマノミズキ 丘陵から山地にかけての雑木林などのやや湿った林内に多く見られる落葉樹です。樹形はミズキと異なり枝が放射状に出て斜上し、葉はミズキが枝先に集まってつくのと異なり、対生なので見分けがつきます。花はミズキよりやや遅く梅雨空に白い花を枝先にたくさんつけ、良く目立ちます。実はミズキと同様鳥に食べられて分布を広げる代表的な鳥散布植物の一つとして知られ、夏から秋に紫黒色に熟し、実のついた果柄(果序)は実の熟すころに赤く変わり、実が熟したことを鳥に知らせます。材は良好な薪炭材です。
グミ ‘ギルト エッジ’ グミギルドエッジはグミ科の常緑低木です。葉は互生し、長さは5〜8cmの長楕円形。鮮やかな黄色の覆輪(外斑)が魅力です。斑入り種の中では強健な部類で、伸びが早いので中木的な使い方もできます。カラーリーフとして黄色と緑のコントラストは一際目を引きます。年中、美しい斑入りの葉が楽しめますが特に冬場は黄色い斑がさらに引き立ち美しさが増します。枝葉が密につくので生け垣や人止めにも利用できます。