アスコットの樹名札

緑の名札屋さん

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「」から始まる植物

ケヤキ

本州、四国、九州の山野や山裾などの肥沃な場所に生え、日本で最も大きくなる樹の一つとして知られ、高さは30mに達する場合もあることから、『ケヤケキ木(顕著な木)』の意味で名づけられたのではないかといわれています。幹は直立し、箒を逆さにしたような姿が特徴で、新緑と紅葉が繊細で美しく、街路樹や公園の緑陰樹、景観樹、シンボルツリーなどによく利用します。材は耐久性に優れ、狂いが少なく、木目も美しいことから、日本で最良の広葉樹材として知られています。

コウヤマキ

高さ30〜40mになる高木で、端正な樹形は世界三大美木にも数えられています。少し幅の広い葉は一年を通してあまり変化せず、美しい姿を保ちます。庭園やガーデニングの主木として人気があり、樹齢が長いことから記念樹などにも向いています。材は緻密で耐久性があり、建築などに用いられます。古墳から出土される木棺にも用いられており、古くから日本人に親しまれてきました。高野山では霊木として保護されてきました。

ココヤシ

※植栽可能域は沖縄・小笠原です。

童謡の『椰子の実』の歌でよく知られたヤシで、3稜形の2~30cmもの大きな実が特徴です。実をはじめ、葉、花、幹まで植物体はすべてが利用できるといってよく、いろいろな用途に用いられ、世界の重要10樹木の一つに数えられています。熱帯を想わせるエキゾチックな姿が美しく、熱帯地方の雰囲気づくりによく利用します。

コシノヒガンザクラ(越の彼岸桜)

本州以南の山地に自生する小輪早咲きのエドヒガンの変種とされるサクラです。富山県南砺市城端町蓑谷の山地で発見されたことから、越の国(福井県、富山県、新潟県)に生える彼岸桜の意味で名づけられ、発見地のサクラは富山県の天然記念物に指定されています。エドヒガンとオオヤマザクラ、あるいはカスミザクラやキンキマメザクラとの交雑種と推定されています。花はエドヒガンよりやや大きい淡紅色の花で、一重の中輪、直径3cmほどです。雑種起源のため実はなりません。 (参考資料:新日本の桜 山と渓谷社)

コナラ

武蔵野の雑木林の主要構成樹種の一つで、野性味のある樹形が魅力で、株立物の利用が多く見られます。樹液にカブトムシやクワガタムシがやってきます。葉は落葉性でまばらに鋸歯があり、新芽は銀白色の綿毛を被り、秋には紅葉します。材はシイタケのほだ木や薪炭材としてよく利用します。ドングリ(堅果)は1.6~2.2cmほどの長楕円形で、その秋に成熟します。