解説

大輪で豪華な花姿から花の王様という意味で『花王』とも呼ばれ、平安時代の初頭に中国から導入されたといわれています。江戸時代に盛んに改良され、500を超える品種があったといわれています。花は大輪で5月ごろに枝先に一つ咲き、花色や花型の変化が多く、牡丹園やお寺などで多く栽培され、観光名所となっている所もあります。

手入れ

植栽は10～11月が適期です。関東以北の冷涼な地域を好み、夏の高温乾燥地や多湿地は避け、日当たりや水はけのよい肥沃地な適湿地に植えます。放置しておくと枝数が増え花つきが悪くなるので、花後に元気のよい枝を残して生育の悪い細い枝や枯枝などを剪定します。また、肥料が少ないと花つきが悪くなるので、夏の高温期を避けて、秋、早春、花後の3回程度施肥します。