解説

初夏から晩秋の降霜まで長い開花期が魅力の常緑低木です。花は咲き始めが黄色で、その後橙、赤と変化していくことから七変化の別名があります。ただし、品種改良で黄色や白のままで変化しない品種もあります。無霜地帯などでは冬越しして木本化しますが、寒さに弱く強い霜や凍結すると枯れるので、夏や秋の花壇の花苗として多く用います。

手入れ

寒さに弱いので遅霜の心配がなくなったころ、日当たりや水はけのよい肥沃で適湿な場所に植えます。枝が伸びるにしたがって花芽をつけ開花するので、花つきが悪くなったら軽く刈り込んで、即効性の肥料を施肥すると花つきがよくなります。なお、暖地では種子で逸出し、農地などに侵入すると枝葉に鋭い刺状の突起があり、強害雑草となる可能性が大きいことから、逸出した個体が冬越しのできない寒冷地以外での利用には注意が必要です。