解説

ノリウツギの園芸品種で、基本種の花穂は円錐形（ピラミッド型）ですが、本種は手毬咲きのため丸みのある円錐形で、半球形になる場合もあります。花は7～9月とやや遅咲きで、花弁のように見えるのは萼で、咲き始めは緑色で満開になると白くなり終わりかけは赤みを帯びてピンク色となり長く楽しめます。耐寒性が強いことから欧米では寒冷地向けのアジサイの品種として人気があります。

手入れ

植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。どんな場所でも生育し、比較的乾燥にも耐えますが、日当たりや水はけの良い場所が適し日陰地や過湿地は避けます。花が終わったら、花殻を含め枝先を早めに切除または切り戻しを行い、落葉期には花つきの悪くなった古い枝を適宜切除します。