ノリウツギ
Heteromalla paniculata
- 別名  ノリノキ、サビタ
- 分類  落葉低木
- 科名  アジサイ
- 属名  ノリウツギ
- 原産地  南千島、日本、サハリン、中国、台湾
観賞時期など
- 花  7~9月
- 紅葉  11月
- 実  ー
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
糊の材料になったことが名の由来
ノリウツギの花
解説
日本全国の山地に広く分布し、尾根筋やガレ場、伐採跡地などによく見られ、名前は枝の内皮の粘液を和紙を漉くときの糊料にすることから名づけられました。アジサイの仲間では珍しく幹立ちで、樹高は3~5mほどになります。花穂は円錐形(ピラミッド型)のガク咲きで、7~9月ごろに咲くやや遅咲きの種類で、耐寒性が強いことから欧米では寒冷地向けのアジサイとして人気が高く、多くの品種が作出されています。幹をステッキに、根をパイプ「さびた(ノリウツギの別名)のパイプ」に利用します。手入れ
植栽は葉の無い時期であれば、厳寒期を避ければいつでもよく、どんな場所でも生育し、比較的乾燥にも耐えますが、日当たりを好み、明るい半日陰程度であれば耐えますが、日陰地や過湿地には適しません。落葉期には花つきの悪くなった古い枝や細い枝・枯れ枝などを適宜切除します。芯となる主枝を伸ばし、幹立ち状の大株に仕立てると白い花を樹冠一杯につけた華やかな花姿が楽しめます。