ヤマボウシ
Cornus kousa
- 別名  山法師
- 分類  落葉高木
- 科名  ミズキ
- 属名  サンシュユ
- 原産地  日本、朝鮮半島、中国
観賞時期など
- 花  6~7月
- 紅葉  11月
- 実  10月
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
清楚な白花と風にそよぐ赤い実が季節を彩る
ヤマボウシの花
解説
白い花や赤い実、紅葉が魅力の三拍子そろった観賞価値の高い樹種で、端正な樹形も楽しめます。丘陵から山地にかけての雑木林などに多く見られる落葉樹で、花は6月ごろに緑葉の中に4枚の純白の総苞をつけ、総苞を法師が被る頭巾に見立てて名づけられました。実は10月ごろに赤く熟し、ほんのり甘く食べることもできます。また、秋の紅葉も見事です。自然風の雑木植栽などによく用いられる樹種の一つですが、公園や緑地にも使われ、個人邸の彩りとして使われ人気があります。手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。日当たりや水はけのよい、肥沃な適湿地に植えます。雑木植栽に多く用い、横に広がる自然樹形が美しく、野性味のある姿を活かして、剪定はあまり行わないようにします。枝張りを抑えたい場合は、落葉期に枝分かれしている部分から剪定します。カミキリムシの幼虫やすす病には薬剤散布を行います。