アスコットの樹名札

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クサギ

Clerodendrum trichotomum

  • 別名  ー
  • 分類  落葉低木
  • 科名  シソ
  • 属名  クサギ
  • 原産地  日本・朝鮮半島・台湾・中国

観賞時期など

  • 花  8~9月
  • 紅葉  11月
  • 実  10~11月
  • 香り  花、葉(臭気)

植栽可能域

※緑色部分が植栽可能域
植栽可能域


葉には独特のにおいがあるが
花には芳香が漂う

クサギの実

 解説

海辺の平地から丘陵にかけての河岸の藪や、雑木林などの日当たりのよい林縁などに多く見られる落葉低木で、葉に独特な臭気があることから『臭木(クサギ)』と呼ばれます。ただし、夏に咲く花は、名前に反して強い芳香があり、アゲハチョウなどの大形の蝶類がひっきりなしに吸蜜に訪れます。秋には藍色の丸い実が熟し、赤い萼片とのコントラストが美しく、霜の降りる頃まで枝先に長く残ります。

手入れ

夏の芳香のある花や秋の美しい実など見どころは多い樹木ですが、葉の独特な臭気から一般的には植栽されません。パイオニアプランツの一つで、裸地があると勝手に生えてくるような強さがあり、自生地にそのまま残し、夏の彩りとして観賞するようにします。木の寿命が短いので、自生地の遷移に任せます。