解説

果実の爽やかな香りと酸味のある果汁、初夏の花の香りが魅力の柑橘類の一つです。最近は耐寒性のある品種も流通していて、関東南部以南の暖地では、家庭果樹の一つとして栽培されているのをよく見かけます。果実は紅茶やお菓子、果汁入りの清涼飲料水などのほか、魚や肉などの匂い消しなどにも使われ、広く親しまれています。

手入れ

ウンシュウミカンの栽培地よりやや暖かい場所で、冬暖かく夏乾燥する地域が適しています。やや寒がるので冬に乾寒風の当たらない、日当たりや水はけのよい場所に、3月中旬から4月に植栽します。放任すると小枝が茂るので、内部の枝を間引いて日当たりや風通しをよくします。カイガラムシなどがついた場合は、薬剤散布を行って駆除します。