サクラ ‘大漁桜’
Cerasus × kanzakura ‘Tairyo-zakura’(Prunus × kanzakura ‘Tairyo-zakura’)
- 別名  タイリョウザクラ
- 分類  落葉高木
- 科名  バラ
- 属名  サクラ
- 原産地  園芸種
観賞時期など
- 花  3月上旬
- 紅葉  11月
- 実  ー
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
花の色が鯛の色に似ていることが名前の由来
解説
熱海市の市営農場で角田春彦氏が早咲き性のオオシマザクラの実生から選抜した栽培品種で、もう一方の親はカンザクラと推定されています。早咲きのサクラで、熱海市では2月中旬ごろから開花します。花は淡紅色の一重咲きの中輪で、すべての花に旗弁が生じる特徴があります。熱海市の網代漁業組合の網干場に原木があり、花の色が鯛の色に似ていることから名づけられました。樹形は傘状です。 (参考資料:新日本の桜 山と渓谷社)手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。日当たりや水はけがよく、肥沃な適湿地を選んで植えます。自然な樹形が美しいので剪定は行わないほうがよく、特に太い枝や幹を切ると、そこから腐れが入って樹形悪化や生育不良の原因となるので、極力切らないようにします。病害虫の発生が多いので、見つけ次第、薬剤等で駆除します。