エドヒガン
Cerasus spachiana var. spachiana
- 別名  江戸彼岸、タチヒガン〈立彼岸〉、 アズマヒガン〈東彼岸〉、 ウバヒガン〈姥彼岸〉
- 分類  落葉高木
- 科名  バラ
- 属名  サクラ
- 原産地  日本、済州島、中国、台湾
観賞時期など
- 花  3月下旬~4月
- 紅葉  11月
- 実  ー
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
春の彼岸のころに花開く
エドヒガンの花
解説
本州以南の山地に自生するサクラで、江戸(東京)で多く栽培されていたことと、春の彼岸ごろにほかのサクラに先駆けて花開くことから名づけられました。大きく育ち直径1mにもなります。シダレザクラの母種で、その他にもいろいろな交雑種の片親となっていて、ソメイヨシノが有名です。花は一重のやや小輪で、直径1.5~2cmほどで、淡いピンクのかわいい花です。 (参考資料:『新日本の桜』山と渓谷社)手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。日当たりや水はけがよく、肥沃な適湿地を選んで植えます。自然な樹形が美しいので剪定は行わないほうがよく、特に太い枝や幹を切ると、そこから腐れが入って樹形の悪化や生育不良の原因となるので、極力切らないようにします。病害虫の発生が多いので、見つけ次第、薬剤等で駆除します。なお、テング巣病にかかった枝は切除し焼却します。