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オオヤマザクラ

Cerasus sargentii var. sargentii (Prunus sargentii var. sargentii

  • 別名  大山桜、ベニヤマザクラ、紅山桜、エゾヤマザクラ、蝦夷山桜
  • 分類  落葉高木
  • 科名  バラ
  • 属名  サクラ
  • 原産地  日本、朝鮮半島、ウスリー南部、サハリン南部、南千島

観賞時期など

  • 花  4月
  • 紅葉  11~12月
  • 実  ー
  • 香り  ー

植栽可能域

※緑色部分が植栽可能域
植栽可能域


冷涼な地域に見られるサクラ
花色からベニヤマザクラとも

オオヤマザクラの花

 解説

ヤマザクラの自生しない、主に山地や関東以北の冷涼な地域などに多くみられるサクラで、花は一重の中輪で、直径3.2~4cmほどで、ヤマザクラに比べ葉や花が大きいことから名づけられました。北海道や東北地方には普通に見られることからエゾヤマザクラの、花の色が濃い紅色であることからベニヤマザクラの別名があります。秋田県の有名な樺細工に用いられるサクラの樹皮は、本種の樹皮を使います。冬芽の鱗片葉が粘る特徴があります。 (参考資料:新日本の桜 山と渓谷社)

手入れ

植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。日当たりや水はけがよく、肥沃な適湿地を選んで植えます。自然な樹形が美しいので剪定は行わないほうがよく、特に太い枝や幹を切ると、そこから腐れが入って樹形悪化や生育不良の原因となるので、極力切らないようにします。病害虫の発生が多いので、見つけ次第、薬剤等で駆除します。