カスミザクラ
Cerasus leveilleana(Prunus leveilleana)
- 別名  霞桜、シロヤマザクラ〈白山桜〉、ケヤマザクラ〈毛山桜〉
- 分類  落葉高木
- 科名  バラ
- 属名  サクラ
- 原産地  日本、朝鮮半島 中国
観賞時期など
- 花  4~5月
- 紅葉  11月
- 実  ー
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
清楚な白い花を咲かせるサクラ
カスミザクラの花
解説
新潟県以北の主に東北地方の日本海側の山野に多く見られ、花柄や葉柄に毛が多いことから、かつてはケヤマザクラと呼ばれ、ヤマザクラの変種として扱われてきました。花はヤマザクラの花が散ったあとに、葉と同時か展開した後に、純白やわずかにピンクを帯びた花を開き、華やかさには欠けますが、緑一色の中に白い花を開くことから清楚な雰囲気があります。直径は2~3㎝ほどです。手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。日当たりや水はけのよい、肥沃な適湿地を選んで植えますが、山地や東北地方など冷涼な地域に多く自生していることから、関東以南の暖地や都市の夏の高温乾燥や西日の厳しい場所では生育が衰えるので避けるようにします。自然な樹形が美しいので、強い剪定は極力控えます。病害虫の発生が多いので、見つけ次第、薬剤等で駆除します。