サクラ ‘啓翁桜’
Cerasus ‘Keio-zakura’(Prunus ‘Keio-zakura’)
- 別名  ケイオウザクラ、啓翁桜
- 分類  落葉高木
- 科名  バラ
- 属名  サクラ
- 原産地  園芸種
観賞時期など
- 花  3月中旬
- 紅葉  11月
- 実  ー
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
ピンクの小さな花が、枝に直接ついているように見えます
啓翁桜の花
解説
ピンクの小さな花は、小花柄が7mm程度で短いことから、枝に直接ついているように見え、独特の花姿となります。シナミザクラを台木にコヒガンザクラを接木してできた枝変わりのサクラです。作出者の吉永啓太郎氏の名をとって啓太郎桜と名づけられましたが、切り花用の品種として啓翁桜の名前で知られるようになりました。花の直径は2cm程度で、樹形は球状にまとまり、幹から気根を出す特徴があります。 (参考資料:新日本の桜 山と渓谷社)手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。日当たりや水はけがよく、肥沃な適湿地を選んで植えます。小型なサクラで、球状の自然な樹形が美しいので剪定は行わないほうがよく、特に太い枝や幹を切ると、そこから腐れが入って樹形悪化や生育不良の原因となるので、極力切らないようにします。病害虫の発生が多いので、見つけ次第、薬剤等で駆除します。