カンヒザクラ
Cerasus cerasoides var. campanulata (Prunus cerasoides var. campanulata)
- 別名  ヒカンザクラ、寒緋桜
- 分類  落葉高木
- 科名  バラ
- 属名  サクラ
- 原産地  中国、台湾
観賞時期など
- 花  2月下旬~3月上旬
- 紅葉  10~11月
- 実  ー
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
最も開花が早いサクラの一つ
濃紅紫色の花も魅力
カンヒザクラの花
解説
中国や台湾原産の小型のサクラです。サクラの仲間では開花が最も早い種類の一つで、寒中に緋色の花をつけることから名づけられ、沖縄などでは1月半ばにお花見が可能です。花は一重の中輪咲きで、直径2.5cmほどで、濃い紅紫色の筒咲で平開しません。散るときは花弁が1枚1枚散らず、萼筒に花弁と雄しべがついた状態でパラパラと落下する特徴があります。 (参考資料:新日本の桜 山と渓谷社)手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、寒さにやや弱く、温暖な地域を好むので、厳寒期は避けるようにします。冬に乾寒風が当たる場所を避け、日当たりや水はけのよい、肥沃な適湿地を選んで植えます。強く剪定すると枯れ込むので剪定は極力控えます。病害虫は見つけ次第、薬剤等で駆除します。