ヒマラヤザクラ
Cerasus cerasoides (Prunus cerasoides)
- 別名  ヒマラヤ桜
- 分類  落葉高木
- 科名  バラ
- 属名  サクラ
- 原産地  ネパール~ブータン、ビルマ北部~中国西南部、チベット南部
観賞時期など
- 花  11月下旬~12月
- 紅葉  ー
- 実  ー
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
晩秋に葉が散る前頃から咲き始める珍しいサクラ
解説
ネパールから中国西南部などの標高1300~2200mの丘陵地に生えるサクラで、寒さに弱いので東京以西の暖地向きです。花は一重の中輪で、直径3cmほどで、晩秋に葉が散る前頃から咲き始める珍しいサクラで、やや華やかさに欠けますが人目を引きます。種子繁殖のため花の色には白から濃紅まで個体差があります。近年の研究結果で、二酸化炭素や二酸化窒素を減らす効果がソメイヨシノの5倍もあるとして、注目を集めています。 (参考資料:新日本の桜 山と渓谷社)手入れ
寒さにやや弱く、温暖な地域を好むので、4月~5月中旬や9月ごろに、日当たりや水はけのよい肥沃な適湿地で、冬に強い乾寒風が当たらない場所に植えます。生育が不安定で樹形が乱れやすいので、徒長枝や懐枝を切り詰めますが、強く剪定すると枯れ込むので注意します。病害虫の発生が多いので、見つけ次第、薬剤等で駆除します。