ヤブコウジ
Ardisia japonica
- 別名  ジュウリョウ
- 分類  常緑低木
- 科名  サクラソウ(ヤブコウジ)
- 属名  ヤブコウジ
- 原産地  日本、朝鮮半島、台湾、中国
観賞時期など
- 花  7~8月
- 紅葉  ー
- 実  11~3月
- 香り  
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
ルビーのような
赤い実が魅力
ヤブコウジの実
解説
常緑広葉樹林などの林床に生える樹高10㎝程度の常緑の樹木です。照りのある小さめな葉や、秋から冬にかけてルビーのように赤く光り輝く小さな実を、葉腋から垂れ下げた姿が魅力です。日本庭園の根締めとして古くから親しまれ、石組みや常緑樹の樹冠下の地被などに利用してきました。最近は、地下茎で広がり、地面を密に被う特性を活かし、高層ビル周りの半日陰や日陰のグラウンドカバープランツとしての利用も増えています。手入れ
一般的にはビニールポットで生産されているので植栽時期は問いませんが、なるべく盛夏期や厳寒期は避けるようにします。半日陰の肥沃な適湿地に植えるとよく、夏の直射光による高温・乾燥、冬の乾寒風には注意が必要で、雨の当たらない軒下などでは乾燥で生育は衰えます。日陰にもよく耐え、かなり暗い建物の北側などでも利用可能ですが、見どころの赤い実は楽しめません。年数がたって密生し生育が衰えるようであれば、適宜掘り取って植え替えるか、地面から長く浮き上がった古株を地際から切除し、肥土を増土して生育を図るようにします。