フェイジョアの実です。
先日、藤井聡太四冠と豊島将之九段が対局中の「おやつ」としてフェイジョアのスイーツを食べたことが話題になりました。

竜王戦で脚光「フェイジョア」 いわきで希少栽培、スイーツ人気

  いわき市で10月30、31日に行われた将棋の竜王戦第3局で、豊島将之竜王と藤井聡太三冠が食べた、希少な地元産果物「フェイジョア」を使ったスイーツが話題となっている。生産する同市の「楽・農・人ゆうゆうファーム」の丸山雄三さん(74)と妻友子さん(73)は「フェイジョアを使ったスイーツの魅力が広まってうれしい」と喜ぶ。
2人に提供されたのは「フェイジョアのタルト」と「フェイジョアのプレミアム生ケーキ」。丸山さん夫妻は、南米原産でクリーム色の果肉から漂う芳醇(ほうじゅん)な香りと甘さ、酸味が特長のフェイジョアを使ったスイーツ開発に取り組んできた。

(福島民友新聞)

あ、記事とは称号が違う。そうです、もう藤井先生は四冠になり、豊島先生は失冠してしまいました。藤井四冠は気がつくとすぐに段位も称号も変わってしまうので要注意です。「藤井聡太九段」になるのは何年後のことでしょうか……。いや、もう鬼のリーグ戦を勝ち抜いて、王将戦挑戦も決まっていますので、五冠も間近でしょうか。今の藤井四冠に番手勝負で勝つのは、かなり大変なことと思います。時間の使い方も安定してきて(安定していなくても強かったわけですが)、序盤の研究、中盤の急所、そして、終盤は評価値を下げる手を指さず、詰将棋王者が詰めてくるんですよ。駒が躍動していますよ。やばいです。だいたい、気づいたら、相手の大駒が封じられて身動き取れなくなっている。勝負所、すら与えないで勝つ。しかもその相手が棋界のトップクラスなんだから、なんと表現していいものか……

フェイジョアの話でした。

 

こんなふうにぶった切ってみましょう(種は回収してとりあえず鉢植えに埋め込みます)。
追熟させていたのですが、ちょっと時間が経ってしまいましたか、もう先に食べてしまった人によると、断面はもっと白かったそうです。
で、これをキウイのようにスプーンでえぐりとっていただきます。うむ、これは他で感じたことのない香り。中央部は甘く。そして、周辺の皮の方に行くにつれて酸味が増す感じです。

新聞記事のタイトルのように、果実としては希少というか、あまり流通していません。しかし、苗木はわりと簡単に手に入るので、お庭がある方は育ててみるのも一興かと思います。花もエディブルフラワーなので、眺めてよし、花も実も食べてよしで、家庭果樹の三冠です。