モッコク
Ternstroemia gymnanthera
- 別名  木斛、アカミノキ
- 分類  常緑高木
- 科名  サカキ(ツバキ)
- 属名  モッコク
- 原産地  日本
観賞時期など
- 花  7月
- 紅葉  ー
- 実  10~11月
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
『庭木の王様』とも呼ばれる庭園樹
モッコクの実
解説
古来、『江戸五木』、『三大庭木』に選ばれるほど人気のある庭園樹で、『庭木の王様』とも呼ばれるほど評価の高い常緑の小高木です。古くから知られ、親しまれてきました。一番の見どころは、端正で風格のある樹形で、小さ目の葉は光沢があり、初夏の花、秋の実など、常緑樹でありながら四季折々に趣があり、マツやマキなどとともに日本庭園の主木の位置を占めてきました。近年は生活様式の変化とともに、植栽される機会は減っていますが、その価値は変わりません。庭園や公園などに使われています。手入れ
植栽はやや寒がるので、4月~5月中旬や9月ごろに、夏の西日や冬の乾寒風の当たらない、水はけのよい、肥沃な適湿地に植えます。成木は日当たりを好みますが、若木は耐陰性もあるので、陽陰を問わず利用できます。萌芽力が強く、放任すると茂り過ぎるので、徒長枝や懐枝などを枝抜きして風通しをよくします。なお、一番の害虫はモッコクハマキで、年に3~4回発生し、葉を食い荒らし見栄えが悪くなるので、1回目の発生時に薬剤でしっかり駆除すると、その後の発生は少なくなります。