解説

小さな筒状の花が、穂状にたくさん集まって花開く姿がフジに似ていることから、フサフジウツギの別名があります。花は香りが高く、花の蜜が多いことから蝶を呼ぶ花木として知られ、英名ではバタフライブッシュと呼ばれて、ガーデニングの材料として親しまれています。欧米で人気があり、古くから品種改良がおこなわれて、花色の変化した多くの品種があり、開花期が長く6月ごろから10月ごろまで長く楽しめます。

手入れ

植栽は葉の無い時期であれば厳寒期を避ければいつでもよく、どんな場所でも生育し、比較的乾燥にも耐えますが、日当たりを好み、日陰地や過湿地には適しません。花が終わったら早めに切り戻しを行うと、二次開花、三次開花と長く楽しめます。枝が折れやすいので、台風の前には短く切詰めるとよく、落葉期には枝の伸びの悪い古い枝を切除し、勢いの良い枝を伸ばして枝数を増やすと、花いっぱいの華やかな花姿が楽しめます。