ツルアジサイ
Hydrangea petiolaris
- 別名  ゴトウヅル
- 分類  落葉つる植物
- 科名  アジサイ(ユキノシタ)
- 属名  アジサイ
- 原産地  日本・南千島・樺太・朝鮮半島南部
観賞時期など
- 花  6~7月
- 紅葉  11月
- 実  ー
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
谷間の沢筋になどに自生する
つる性のアジサイ
ツルアジサイの花
解説
日本全国の山地など、涼しくて空中湿度の高い谷間の沢筋などに多く見られ、長く伸びる蔓の着生根で樹木や岩などに這い上がり、そこから短い枝(短枝)を空中に伸ばし、周囲に白い装飾花が内側に両性花がつくガクアジサイ型の花をつけます。名前はアジサイの仲間で、蔓性の落葉樹木ということから名づけられたものです。同じアジサイ科のイワガラミに比べ乾燥に弱いので、厳しい都市環境での植栽は避けるようにします。手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。山地の比較的冷涼地に多く見られるので、涼しく湿り気が多い水はけのよい肥沃地がよく、都会などの夏の直射日光が終日当たるような場所や高温乾燥地では生育が衰えるので避けるようにします。着生根で這い上がるので、石積やコンクリートなどの壁面の下部に植栽して、壁面緑化に利用するとよく、伸びすぎるようであれば、落葉期に勢いのよい蔓を短く切り詰め、短枝を出させるようにします。