クロモジ
Lindera umbellata
- 別名  黒文字
- 分類  落葉低木
- 科名  クスノキ
- 属名  クロモジ
- 原産地  日本
観賞時期など
- 花  3~4月
- 紅葉  11月
- 実  ー
- 香り  全体
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
香りを楽しむ材として知られる里山の樹
クロモジの葉
解説
雑木林の構成種のひとつです。雌雄異株で、頂芽の下に10花前後の黄緑色の小さい花を包んだ花序を2個つけ、葉の展開とほぼ同時に開花します。秋には黒い小さな実が熟し、葉は鮮やかに黄葉します。材は香りを愛でて高級な楊枝に、枝は垣根(クロモジ垣)の材料に用います。樹皮に黒い斑紋がでて、文字のように見えることからこの名前があります。手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。落葉樹林の林内生えることから、明るい半日陰で水はけのよい、肥沃な適湿地に植えます。雑木植栽の中木として多く用い、放任しても株立ちとなり、縦長の自然樹形が美しく、野性味のある姿を活かして、剪定はあまり行わないようにします。芽吹きの悪くなった古い幹は地際から切除し、新しい幹が伸びるように更新します。