解説

花壇や鉢植え用には、花が華やかで大輪の1年性の園芸品種が多く流通していますが、ガーデニングや造園では、花の華やかさでは劣りますが、多年性の種類が多く使われています。一年を通して美しく茂る銀白色や緑の葉、春から初夏にかけて開花する白や黄色の花期の長い花が魅力です。丈夫で低く這って旺盛に広がり、花壇などの縁取りや道路の植桝、低い石積みなどの上部に植えて下垂させるなど、多岐な利用が可能です。

手入れ

厳しい都市環境にも耐え、乾燥にも強いので広く地被や花壇の花苗として利用しますが、寒さにやや弱く、東北地方南部の以南の暖地向きです。日当たりや水はけのよい乾燥気味で、冬の乾寒風の当たらない場所に植えます。4～5年経って株が込んできたり浮いてきたら、株分けするか適宜増土をします。病害虫は少ないので比較的管理に手間はかかりません。