ちょっと色合いが変ですけれど(iPhoneの設定がドラマチックになっていました)、お昼に撮った会社近くのイチョウの街路樹です。完全に黄色くなっているものもあれば、まだまだ緑色の強い樹もあってそれぞれ個性的です。
というわけで、横浜名物の植物といえばバラとイチョウなわけで、今日はイチョウの話をします。横浜では日本大通りや山下公園通りの並木が有名で、この時期になると、カメラを抱えて美しい風景を撮ろうという人の姿も見かけます。
と、「この時期」っていつでしょうか? というわけで、検索してみます。
気象庁|生物季節観測の情報(いちょうの黄葉日(2020年-2021年)
気象庁のページがひっかかりました。「いちょうの黄葉日 (2020年-2021年)」です。横浜は……と見てみると、今年(2021年)は、11月30日時点で、まだですね。東京は「11月28日」に観測されているのに、横浜はまだです。と、去年のデータを見てみると、東京「11月26日」、横浜「12月9日」なので、やっぱり東京のほうが早いみたいです。
って、どうやって決めているんですかね、「黄葉したな」とか、「まだだな」とか。と、気象庁の説明を読みますと、標本木を観測しているようです。標本木次第じゃないかというところですが、標本木なのだから、標本になるような立派な、その地区を代表するようなやつなんでしょう。そして、黄葉の定義は次のようです。
気象庁|生物季節観測の情報から「生物季節観測指針(1.71 MB)」です。
いちょうは、黄葉・落葉のそれぞれを観測する。黄葉日は、標本木を全体として眺めた時に、その葉の色が大部分黄色に変わり、緑色の色がほとんど認められなくなった最初の日を観測日とする。落葉日は、標本木の葉の約80%が落葉した最初の日を観測日とする。
「大部分黄色に変わり、緑色の色がほとんど認められなくなった」のが黄葉の観測日。「ほとんど」のあたり、なかなか見極めが難しそうですね。
ちなみに、横浜のイチョウの標本木は横浜地方気象台にあるそうです。サイトでも、横浜の植物の観測情報がまとめられていますね。
横浜地方気象台|横浜の生物季節観測
……あれ、「平年」だと11月30日だから今日くらいだったんですね。
というわけで、今年の標本木さんが「大部分黄色に変わり、緑色の色がほとんど認められなく」なるのがいつになるかわかりませんが、まあ、あと一週間もすれば、全体的にかなりいい感じになってくると思います。それでは。