ミズナラ
Quercus crispula
- 別名  オオナラ
- 分類  落葉高木
- 科名  ブナ
- 属名  コナラ
- 原産地  日本、南樺太、南千島、朝鮮半島
観賞時期など
- 花  ー
- 紅葉  11月
- 実  10月
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
ブナ林の主要構成樹種
ミズナラの黄葉
解説
標高の高い山地帯に発達するブナ林の主要構成樹種の一つで、野性味のある樹形が魅力です。北関東以北の冷涼地や寒冷地での利用に適し、温暖地では夏の高温乾燥で生育は衰えます。葉はコナラに比べると大きく鋸歯も粗く目立ちます。秋には比較的美しく黄・紅葉します。材は木目が美しいので高級家具材として、また薪炭材としても利用します。ドングリ(堅果)は2~3cmほどの長楕円形で、その年の秋に成熟します。手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。日当たりや水はけのよい、肥沃な適湿地に植え、湿り気を好むので高温乾燥地への植栽は避けます。雑木植栽に多く用い、自然樹形が美しく、野性味のある姿を活かして、剪定はあまり行わないようにします。幹の直径が20㎝を超えるようになるとカシノナガキクイムシの加害を受けて枯死する場合があるので、被害が顕著になった場合は、地際から伐採して萌芽更新する方法も効果的です。