チャンチンモドキ
Choerospondias axillaris
- 別名  香椿擬
- 分類  落葉高木
- 科名  ウルシ
- 属名  チャンチンモドキ
- 原産地  日本(熊本・鹿児島県)、中国、東南アジア北部、ヒマラヤ
観賞時期など
- 花  5月
- 紅葉  ー
- 実  11月
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
日本では珍しい落葉高木
実はネパールで食用に
解説
センダン科のチャンチンに葉の形が似ていることから名前がついたといわれています。日本では福岡県、熊本県、鹿児島県に自生が確認されている落葉高木で、植物園などで植栽されている姿を見ることがあります。11月ごろに実が黄色から橙色に熟し、自生するネパールなどでは、漬物にして料理の付け合わせなどで食べており、酸味とほのかな甘みが特徴です。種子は非常に硬く、ボタンや根付などに加工して利用します。手入れ
日本では絶滅危惧種に指定されており、苗の生産はほとんどないので植栽は困難です。林業技術センターなどでの調査研究によると、実生での発芽率は高く、生長は非常に速いようです。苗が入手できれば、日当たりや水はけのよい、湿り気の多い肥沃地に植えます。造園的な植栽事例はほとんどなく、管理手法などについても解明されていないので、管理は行わず放任して自然の生長に任せます。