オニグルミ
Juglans mandshurica var. sachalinensis
- 別名  クルミ(総称名)
- 分類  落葉高木
- 科名  クルミ
- 属名  クルミ
- 原産地  日本、樺太半島
観賞時期など
- 花  4~5月
- 紅葉  11月
- 実  7~10月
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域

堅い実はリスなどの貴重な食糧
優良な材は建築に

オニグルミ
解説
山地の渓流や河川の中流部などの湿った河原や河岸などでよく見られる落葉高木です。実(堅果)は堅く中に隙間があって大きさの割には軽いので、川に落ちると流されて下流域に分布を広げるため、川沿いに点々と分布するようすが見られます。種子は脂肪分に富み、古くから食用にしてきましたが、リスなどの小型の哺乳類の重要な餌としても知られています。材は優良で家具や建築などの材料として使われます。手入れ
一般的に堅果を採取するために栽培するのは、堅果が薄く割りやすいカシグルミと呼ばれる栽培種ですが、自生種のオニグルミも栽培することはあります。造園材料としてはほとんど利用することは無く、植物園や見本園などで見かけます。都会では葉が害虫の食害を受けることがありますが、樹勢は強く、枯れるようなことは少ないので、特に管理は必要ありません。