前回書きました、秘密の(?)桜スポットで、またまた新しい桜が咲いていました。

サトザクラ‘天の川’の花

サトザクラ‘天の川’

毎日咲くのを楽しみにしていた、‘天の川’のかわいい花です。
この‘天の川’の一番の特徴は、ほうき形の樹形(ファスティギアータ樹形)です。

サトザクラ‘天の川’の樹形

サトザクラ‘天の川’の樹形

まだ若い樹ですが、こんな風に育ちます。あまり枝張りが出てしまうと困る場所などにぴったりの桜です。
詳しくは弊社の植物図鑑をどうぞ!
https://www.ascot-f.co.jp/archives/plants/cerasus-serrulata-erecta

……と、ふと視線を落とすと、小さな桜が咲いていました。

一寸桜

「一寸桜」という手書きの看板がありました。これはいったい、どんな品種なのでしょうか。桜図鑑などを見てみても出てきません。

調べてみた結果、‘旭山’という盆栽などに使われる品種の別名のようでもあります。もう少し調べてみると、‘旭山’の別名に「一才桜」というものもあるようです。盆栽にするような小形の桜なので、「一才」と「一寸」が混ざってしまったのかもしれません(あるいはどこかにすごく字の汚い人がいて「才」と「寸」の見分けがつかなかったとか……ないですか)。

ちょっと同定はできませんでしたが、このまま小さいままなのか、生長を見守りたいと思います。

さて、桜の季節も、今はサトザクラ‘関山’などの八重桜が見頃になっています。今年も最後まで楽しみたいものです。また、コロナウイルスの流行が収束して、自由にお花見ができるようになるといいですね!